特殊潜行艇を製造した造船所
~負の遺産として解体された軍事遺産~
見学について
すでに解体済みです。
概要
佐賀県伊万里市にかつてあったガラス工場が、1940(昭和15)年に旧川南(かわなみ)工業により造船所へと転換され、軍需工場として輸送艦や、特攻に使われた特殊潜航艇などが建造されました。
戦後は伊万里湾重工業の操業となりましたが、1955(昭和30)年に閉鎖され廃墟に。その後、戦争遺跡として保存すべきだ、との声もある中で解体撤去されました。
見どころ
在りし日の姿は、巨大なコンクリート建造物と自然が融和する廃墟でした。
建屋内部に標語が書かれており、戦時中の日本の空気を感じることができました。
また、雨天時には天井に設けられた丸窓から水が流れ落ち、遺構内部の植物たちを育んでいました。
すでに建屋は撤去されましたが、操業事業者である川南工業を調べると特殊潜行艇「海龍」や南極調査船「宗谷」、クーデター未遂事件など様々な情報出てきますので、是非とも図書館などで資料を探してみてください。
歴史を知る
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周辺の情報
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所在地
川南工業「浦崎造船所」
アクセス
<自動車>
西九州自動車道を南波多谷口ICで下車。
県道297号線、国道204号線を走る。
お問い合わせ先
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上記は2019年9月15日時点での情報です。